| 反応染料は反応基の種類に応じて最適の染色温度や染色条件が異なりますので先ず第一にどのようなタイプの染料を使用するかを決定します。
反応染料は直接染料に比べセルロースに対する直接性が低いため、染浴に無機塩を添加して直接性を高めます。通常は芒硝を50g/L程度の使用量ですが、濃色の場合は使用量を増やし、低塩染色が可能な染料では使用量を削減出来ます。無機塩は均染の目的で分割して染浴に添加しますが、一次吸尽率の高くない染料や、染浴の攪拌・循環効率の良い染色機械を使用する場合には、予め無機塩を溶解した染浴を用いて染色する先芒硝法が採用されることもあります。
染料が繊維と反応する際の触媒としてアルカリを用います。
ここで重要なのはアルカリの種類ではなく、アルカリを添加した場合の染浴のpHで平均的にはpH11.5程度が最適です。ソーダ灰は20g/lの添加でpHが約11.5程度になりますので使い易いアルカリです。苛性ソーダを用いても良い訳ですが強アルカリであるためpHを11.5程度に調整することが難しい点に難点があり、最近ではこの点を工夫した反応染料用の液体アルカリ剤が用いられることもあります。
反応染料の染着速度は、直接性による吸尽と反応による固着の合わさったものとなるため他種属染料の場合のような昇温速度の調節による染色速度コントロール法は染色速度を定量的に調整することが困難であり、無機塩およびアルカリ(pH)の分割添加法による調整が有効です。このためアルカリ分割添加あるいはアルカリドージングによる恒温染色が行われるようになっています。具体的には染色装置の攪拌効率に応じて分割添加やドージングの詳細を決定します。
反染めの場合にはロープしわの固定を防止する目的で、浴中柔軟剤の使用が有効であり、染色用水の水質が硬水の場合には金属封鎖剤の添加が有効です。
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