| 通常、予めラボで色合わせ等の試験染色を行い、そのデータを基に現場染色条件を決定するため、ラボと現場の再現性は大変重要です。
ラボでの試験染色条件を工場の現場染色条件と完全に合わせる事は困難ですが、出来るだけ条件を合わせる様に努める必要があります。
先ず、下記のような点をチェックして下さい。
- 機械的な制約から、浴比、染浴の攪拌速度などを合わせる事が困難な場合がありますが出来るだけ浴比を近い値となる様にしてください。
- 被染色物は現場染色の現物と同じですか、ラボテスト用には別の生地を使っていないでしょうか
- 使用する染料は現場染色と同じロットのものを使っていますか、同じ銘柄の染料であってもロット間の濃度振れや、長期間ラボに保管したテスト用サンプルは吸湿などで濃度低下を生じていることがあります。
- 染色助剤についても同様にチェックして下さい
- 染色用水は、工場とラボで異なっていませんか(上水道と工業用水、地下水などの差)
- 染色機の温度管理は正確ですか、
CCMなどの装置をお持ちでしたら、同じ処方で染色したラボ染色結果と現場染色結果を測定し、使用染料毎にどの程度の差異が生じているかの係数を求めて下さい。
この係数が一定しない場合にはラボと現場の再現性を議論する前に現場染色時の再現性あるいはラボ染色時の再現性を確認してください。
この係数がすべての染料について一定の傾向にある場合には、補正係数として用いラボ染色結果に補正係数を掛け合わせて現場染色条件を決めてください。
ある特定の染料のみ差異が大きい場合にはその染料の相容性が悪いと考え染料の変更を検討されること事をお勧めします。 |