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高濃度型強力精練剤

トライポンAC-21-1


精練工程は、生機布に付着している糊剤・ワックス・ニッティングオイル等の二次夾雑物及び綿ロウ等の一次夾雑物を除去し、染色工程をスムーズに進め、染色布の品質向上に貢献する重要な工程である。

トライポンAC-21-1は、一方社油脂が鋭意、研究開発した高濃度型の精練剤であり、初期浸透性、ワックス乳化性、除去性に優れた低起泡性強力精練剤である。

一般性状

    外観 淡黄色微濁液体
    イオン性 ノニオン アニオン
    pH 弱アルカリ性(10g/Lイオン交換水溶液)
    溶解性 冷水に易溶

特長

  1. 高濃度型精練剤であり、通常品の1/2使用量で良好な洗浄効果、再付着防止効果を発揮する。
  2. ワックス乳化性、除去性が優れている。
  3. 初期浸透性が優れている。
  4. 酵素活性の阻害性はなく、酵素糊抜き用の精練・浸透剤として好適である。
  5. 室温〜高温(処理温度)の広範囲で極めて低起泡性である。
  6. 泡切れ性が早く、排水時や排水槽での発泡トラブルはほとんどない。
  7. アルカリ(NaOH)安定性に優れ、連続精練にも使用可能である。
  8. 精練布に残留しても、染色性に及ぼす影響はほとんどない。

性能試験例

1. 精練性試験

    <試験条件>

  • 試験布:綿ニット生機
  • 処理条件:
  • 精練剤 各g/L
    NaOH(フレーク) 2g/L
    浴 比 1:20
    温度・時間 95℃×60分
    →湯洗(60℃)→水洗→乾燥(80℃×15分)


    <評価項目及び評価方法>

  • 精練性(再湿潤性)
  • 精練布を2p×15pに調製し、下端をブルーブラックインク中に2分間浸漬し、インクの吸い上げ高さを測定した。
    数値は大きいほど再湿潤性がよく、精練効果が良好と判定。

  • 残留油分量
  • 抽出機器 SOXTEC SYSTEM HT-6(日本ゼネラル(株)製)
    抽出溶剤 エタノール/ヘキサン(1:1容量混合物)
    数値は、小さいほど残留油分量が少なく、精練性良好と判定。

  • 水滴法
  • 精練上り布に水を1滴滴下し、完全に濡れるまでの時間を測定。
    数値が小さいほど吸水性良好と判断。


    <結果>


    ※弊社品B:通常品のため、使用濃度は高濃度品の2倍量使用。

2. ワックス乳化・除去性及び再付着防止試験

    <試料の調製>

    ポリエステルタフタ上に130パラフィンワックスの20%パークレン溶液を滴下後乾燥し、170℃×1分間熱セットした。


    <試験条件>

  • 試験布:ポリエステルタフタ(上記試料)
  • 処理条件:
  • 精練剤 各g/L
    NaOH(フレーク) 2g/L
      浴 比 1:20
      温度・時間 95℃×60分
    →湯洗(60℃)→水洗→乾燥(80℃×15分)


    <評価>

  • ワックス乳化・除去性
  • 処理布を水洗後下記条件にて着色し、ワックスの付着痕の有無にて判定。
    付着痕がないものをワックス乳化・除去性良好と評価。

    着色条件 Sudan W oil soluble懸濁液(親油性色素)
    浴 比 1:75

  • 再付着防止性
  • 処理残液をNo.5A黒塗り濾紙で濾過し、濾紙上の残渣にてワックス乳化性を判定。
    濾過残渣がなく、ワックス乳化性が優れているほど、再付着防止性は良好と評価。


    <結果>


    ※弊社品B:通常品のため、使用濃度は高濃度品の2倍量使用。

3. 浸透性試験

    <試験条件>

    所定の調製浴に1cm×1cmに調製した綿帆布を静置し、帆布全体が濡れるまでの時間を測定した。数値は小さいほど浸透性良好。

    浴調整条件

    1. 単独処方   精練剤 各g/L
    2. 併用処方 精練剤
    NaOH(フレーク)
    各g/L
    2g/L


    <試験方法>

    上記浴を200mL調整し、試験布を静かに浮かべ、布全体が完全に濡れるまでの時間を測定。


    <結果>

4. アルカリ安定性試験

    <試験条件>

    浴条件 精練剤 5g/L
      NaOH(フレーク) 各g/L

    上記条件浴を室温及び40℃×1日保管後の状態を目視にて評価。

    (評価基準)

    :透明
    ○〜△ :白濁
    :分離(振とう後均一)
    △〜× :分離(振とう後均一、但し若干油滴あり)
    × :分離


    <結果>

    試験条件@

    ○室温(25℃)

    ○(40℃)

5. 起泡性試験(処理時の起泡性)

    <試験方法>

    (1)ホモミキサー法

    (起 泡 性) 1Lビーカーに試験液400mL入れ、10000rpmで撹拌し、5分後の泡高さを測定。
    (泡切れ性) 起泡性試験終了(撹拌停止)後、3分後の泡高さを測定。

    (2)窒素ガス吹き込み法

    (起 泡 性) 1Lビーカーに試験液400mLを調整し、所定の温度にてビーカー底部よりNo.2グラスフィルターを通じて窒素ガスを500mL/分吹き込み、5分後の泡高さを測定。
    (泡切れ性) 5分後、窒素ガスの吹き込みをやめた後、2分後の泡高さを測定。

    (3)試験管振とう法

    (起 泡 性) 試験管に試験液10mLを調整し、10秒間振とう後の泡高さを測定。
    (泡切れ性) 振とうを止めた後、10秒後の泡高さを測定。

    浴調整条件
    1. 単独処方   精練剤 1g/L
    2. 併用処方 精練剤
    NaOH(フレーク)
    1g/L
    2g/L


    <試験結果>

使用方法

    トライポンAC-21-1は高濃度品であり、通常の1/2使用量0.5g〜1.0g/Lで有効ですが、精練方法、生機の種類及び機械の種類等により使用量を調整の上、ご使用ください。

荷姿

    18kg 石油缶、1000sコンテナ

※ご注意

    本製品をお取り扱いされる場合には、必ず製品安全データシート(MSDS)をご参照の上充分に注意してお取り扱い、ご使用下さいますようお願い申し上げます。
    又、ここに収録しました資料は、細心の注意を払って行った試験に基づくものですが、実際のご使用における条件は多岐にわたりますので、個々の最適処方は御社にて充分にご検討下さい。

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