ポリウレタン繊維用精練剤
トライポンRS−80
| 一方社油脂工業(株)のポリウレタン繊維用精練剤トライポンRS−80は、シリコーンオイル及びニッティングオイル等の除去性、乳化分散性が優れていると共に、素晴しい低起泡性なので、液流染色機等にも楽に使用できる。 |
最近、ナイロン/スパンデックス、ポリエステル/スパンデックス等スパンデックス混繊維の需要が増加している。スパンデックス繊維は、紡糸工程において紡糸時の伸縮を抑える為に、シリコーンオイルを付着させる。このシリコーンオイルは、繊維に強固に付着している為、一般的な精練剤では除去が困難であり、染色工程に於いてシリコーンオイルに起因するスポットむら等の染色トラブルが発生している。また、非イオン主体の精練剤を使用すると、ポリウレタン繊維が脆化するといった問題もある。
トライポンRS−80は、特殊アニオン性活性剤を主成分とし、繊維に強固に付着したシリコーンオイルを遊離、乳化分散させる新規精練剤である。また、ベキシラオイル等の除去困難なオイルに対しても良好な精練性を有する。
一般性状
| 外観 |
: |
黄色透明液状 |
| イオン性 |
: |
アニオン |
| pH |
: |
中性(1%イオン交換水) |
| 溶解性 |
: |
冷水に易溶 |
水質特性値
| BOD5 |
: |
110mg/L |
| CODMn |
: |
400mg/L |
| n−ヘキサン |
: |
14mg/L |
特長
- シリコーンオイルの除去性、乳化分散性に優れる。
- 染色に対する影響は少なく、一浴精練染色に使用可能。
- ポリウレタン繊維を脆化させない。
- 低起泡性であり、液流染色機等でも使用可能。
- 環境対応品であり、脱NP、非PRTR品である。
性能評価例
目標性能@シリコーンオイルの除去性、乳化分散性にすぐれること
▼スポット除去試験における精練残浴の表面比較
▼スポット除去試験によるシリコーンオイル除去性の比較
布帛に対して強制的にオイルを付着させ、その後精練を行い、スポット部分の着色度を色差計にて測色。a値が小さいほど精練性良好と判断。
▼生機精練試験における精練残浴の表面比較
▼生機精練試験による油分付着量の比較
目標性能A一浴精練染色に使用可能なこと
▼一浴精練染色試験によるオイル除去性の比較
<評価>
○:スポットが確認できない。 〜 ×:スポットがはっきり確認できる。
▼分散性試験によるスポットの除去程度の比較
1次凝集試験(ケージングスポット試験)
<試験方法>
| 試験布 |
ポリエステルダブルピケ |
| 染料 |
Dianix Blue S-2R 2%o.w.f |
| 精練剤 |
各 g/L |
| 酢酸(90%) |
0.3ml/L |
| 浴比 |
1:20 |
| 温度×時間 |
120℃×60分 |
<評価方法>
染色布を目視にて評価
5級:染料のターリングが全くない
4級:染料のターリングが第1層まで認められる
3級:染料のターリングが第2層まで認められる
2級:染料のターリングが第3層まで認められる
1級:染料のターリングが布全体に認められる
2次凝集試験(空だき試験)
<試験条件>
| 染料 |
Dianix Blue S-2R 2%o.w.f |
| 精練剤 |
各g/L |
| 酢酸 |
0.3ml/L |
| 全浴 |
100ml/L |
| 温度×時間 |
130℃×30分 |
<評価方法>
上記条件で処理した後、90℃まで冷却し、20分撹拌した後、No.5A濾紙にて吸引濾過を行い残渣を確認した。残渣が少ないほど染料の凝集がなく分散性良好であることを示す。
<評価記号>
◎:残渣が少ない 〜 ×:残渣が多い
目標性能Bウレタンの脆化がないこと
目標性能C低泡性であること
▼起泡性試験
起泡性@(N2ガス吹き込み5分後の泡高さ)
起泡性A(N2ガス吹き込み5分後の泡高さ)
荷姿
※ご注意
本製品を取扱する場合には、必ず製品安全データシート(MSDS)をご参照の上、充分に注意して取扱いご使用のこと。
また、ここに収録した資料は、細心の注意を払って行った試験に基づくものであるが、実際の使用における条件は多岐にわたるので、個々の最適処方は貴社で充分にご検討のこと。
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