濃色化・深色化剤
ラスター No.96並びにラスターシリーズ
コタニ化学工業(株)は各種繊維素材を濃色にする仕上剤としてラスターシリーズ4品目を開発、既に海外でも市販している。ラスターシリーズには、ラスター No.96、ラスターNo.78、ラスター DP−1、ラスターCT−125の4品目があり、それぞれ以下の特長がある。又、ラスター No.96以外の汎用タイプ濃色用助剤として、クインセッターSIスーパーがある。
ラスター No.96は汎用タイプで、ポリエステル繊維の濃色化に特に効果を発揮する他、ウール、ナイロン、アクリル、シルクの濃色化に効果がある。優れた洗濯耐久性を有し、同時にソフトな風合を付与出来る。
ラスター DP−1、ラスターCT−125の二品目はポリエステル繊維対象の濃色用助剤である。
ラスターNo.78はシルク、コットン、レーヨン対象の濃色効果を発揮すると共に吸水性があり、処理後の繊維の風合が変らない特長がある。
クインセッターSIスーパーはラスター No.96が対象とする繊維品目に加えてコットン、レーヨンの濃色化が可能で、ラスター No.96以上に超柔軟効果を発揮する。
※ラスターシリーズ各品目とクインセッターSIスーパーの特長をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
1. 汎用タイプの濃色化・深色化剤
ラスタ-No.96
コタニ化学工業(株)開発のラスター No.96を使用して、ポリエステル、ナイロン、ウール、綿、及びそれら混紡、交織繊維を理想的な深色、濃色にすることが可能になる。又、ラスター No.96はそれら繊維に優れた光沢効果を発揮させることが出来る。
特長
| (1) |
ラスター No.96は、ポリエステル・ナイロン等の合成繊維の他、綿やウール、それらの混紡など、あらゆる繊維素材に対し、著しい深色、濃色効果を付与し、独特の深みのある光沢が得られる。また、明彩色に対しては、優れた色相鮮明化効果を付与する。 |
| (2) |
付与された深色・濃色化、鮮明化効果は洗濯耐久性を有し、ホームランドリーやドライクリーニング後も効果の落ちることはない。 |
| (3) |
深色・濃色化、鮮明化効果と同時に、平滑性に富むソフトな風合を付与する。 |
| (4) |
加工後の諸堅牢度(摩擦・汗・日光など)に優れ、またチョークマークの発生や、白化現象などが起こらない。 |
| (5) |
前処理やpH調整を特に必要とせず、Cureも不要のため、作業性及び仕上効果の安定性が良好である。 |
性状
| 外観 |
: |
乳白色エマルジョン |
| イオン性 |
: |
非イオン・弱カチオン |
| 組成 |
: |
反応性ビニル樹脂主体 |
| pH |
: |
5〜6 |
| 溶解性 |
: |
水に任意の割合で容易に溶解する |
荷姿
ラスター No.96はエマルジョンのため、凍結及び高温での保存は避けること。
別に安全データシートも用意している。
ラスター No.96の標準使用方法
 |
ラスター No.96 20〜40g/L(常温)
| ・ |
処理する繊維の種類・素材、及び要求される効果の程度により、使用量を増減する。 |
| ・ |
前処理は不要。 |
| ・ |
処理浴のpHに対する効果への影響は殆どないが、処理浴の安定性の点から、pHは中性付近(6.0〜7.5)に調整しておく方が望ましい。 |
| ・ |
他の薬剤と併用する場合は、相溶性・深色効果への影響・諸堅牢度への影響等を、予め充分確認すること。 |
| ・ |
ラスター No.96は非イオン・弱カチオン性であるが、むら付きを防ぐために、マングルの絞りはなるべく均一にすること。 |
100℃〜
| ・ |
乾燥温度により、深色効果に差が出ることはない。 |
| ・ |
局部的な乾燥は、ラスター No.96のマイグレーションを引き起こすため、なるべく均一に乾燥するよう注意する。 |
| ・ |
CUREは特に必要ない。 |
| ・ |
CUREの有無により、深色効果に差が出ることはない。 |
|
2. 綿・レーヨン・シルク用濃色化・深色化剤
ラスター No.78
- 耐久性のある、優れた濃色化・深色効果を付与する。吸水性で、柔軟な風合。
また加工欠点が出た場合でも、修正が容易である。
- 捺染品に対しては、深色効果と色相の鮮明化を付与。発色不良品の修正にも有効である。
- ナイロン・ポリエステル・アクリル・ウールに対しては、ラスター No.96が良い。
|