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繊維用薬剤
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目次
精練洗浄剤
染色助剤
仕上加工剤
濃色剤
耐久性 吸水 速乾 SR 剤
1. 緒言
2. 耐久性親水SR剤の概略
3. クインスタット NW-Eについて
4. クインセットPSO-5500について
5. まとめ
フッ素系超撥水剤
柔軟仕上剤・シリコーン系処理剤・吸水向上剤
修正用助剤
機能性加工剤
カーシート用薬剤
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耐久性 吸水 速乾 SR 剤
コタニ化学工業株式会社 代表取締役社長 小谷 卓

1. 緒言

ポリエステル繊維を始めとする合成繊維が親水性、 特に耐洗濯性の吸水吸汗性能を持てば、 その用途適合は益々広くなる。

一方、 元来、 吸水性の良いセルロース繊維でも近年は複雑な仕上浴組成を使用するため、 [ex) fix 剤、 樹脂柔軟剤など] 親水性が阻害されて、 撥水性になることが非常に多いのである。

親水性 (吸水、 吸汗性) がすぐれることは、 かなり広い用途に亘る繊維素材、 ニット、 織物、 産業資材迄、 その用途は拡大される。 例を挙げれば、 一般のギンガム・シャツ他、 寝装、 ニット地、 タオル地、 スポーツ着、 カジュアル着、 靴下類、 ナプキン、 シーツ、 テーブルクロス等である。

その上、 親水性を耐久的にして繰返しの家庭洗濯でも性能低下が起りにくい耐洗タイプにすることと、 油性汚れを付きにくく、 又、 付いた汚れは洗濯で落ち易くなるSR性も兼ねたタイプの "耐久性吸水速乾SR仕上剤" として使用出来れば、 より広い用途において、 実用性に富む商品となるであろう。

油性の汚れに関しては、 古くより撥水撥油のSRを考える場合は、 含フッ素系ポリマーが主流であって、 油性汚れを付きにくくする作用をSR (Soil-Release) とするのであるが、 どちらかと云えば Soil-Repellent, Proofing, Guard, Resistance の意味が大である。

Soil-Release (SR) とは元来、 疎水性の強いポリエステル繊維を若干親水性にして、 特に油性の汚れ、 油性垢の付着を防止し、 又汚れても落ち易い状態にする Oil-Release 性の表面処理加工をいうのである。

疎水性が強いと帯電傾向も強くなり、 汚れの沈積も多くなり、 黒ずんで来る。 又、 油性汚れも強く付着し、 なかなか除去、 脱落、 洗浄は困難となってしまう。

この様な点で、 充分親水性表面にすれば、

●吸水・吸汗性。
●油汚れ除去、 SR性の向上、 油汚れの除去され易い状態つまりOR性の向上。
●制電・帯電防止能の強化。

等は有利になってくる。

吸水性SRとなると、 フッ素ポリマー以外の種々のポリマー、 化合物の適用も幅広く考慮すればよい。 油性汚れでも種類が多く、 油性度にも強〜弱があるため、 油性汚れの落ち易さの度合も相違して来る。

そのため今後その適用に当っては、 いくつものタイプの親水性防汚剤を考える必要がある。

本稿では、 以上の様な用途を目的とした当社独特の開発商品2点をここに紹介する。

クインスタット NW-E
ポリエステル繊維用耐洗吸水速乾防汚・SR (OR) 兼ソフナー

クインセット PSO-5500
綿、 ポリエステル全繊維共通適用の耐久性吸水制電、 SR、 親水性向上剤

この2点の特性比較を第1表に示す。

この様な商品の開発に当っては、 仕上剤ポリマーを中心に考慮するものであるが、 オイル・リペレント成分とオイル・リリース成分をどの様な化学構造成分から取り上げるかも重要であり、 主鎖グループを出来る限り、 親水性の主鎖に、 又、 共重合や結合反応させるグループも出来るだけ親水性グループから選び、 更に吸水基、 架橋基の導入も考慮し、 この様にして形成される機能性グループ (ポリマー) が、 更に繊維素材との強力な架橋、 或いは接着の強化になる様、 設定する必要がある。

この様な視点より、 これらを整理しながら、 筆者の試案を、 次の2.において簡単に解説する。

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