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垂れ幕、室内用の鯉幟、カーテン用に
一種の糊で防炎捺染の検討増える
雨・風に対する経時変化なし狙い

最近、垂れ幕、室内用鯉のぼり、カーテン対象のオートフラットスクリーンプリント加工業者への受注が多くなっている。それら業者は関東で小売店内(電気製品店の火災で)の宣伝用垂れ幕に引火した事件を教訓に、簡便タイプの捺染糊を用い、防炎と共に雨、風で経時変化しないプリント加工を検討する工場が増えている。そうなるに至った経緯を関係者に聞いてみた。


摩耶貿易(株)が開発
捺染糊に防炎剤含有

最近、大型小売店で宣伝用の垂れ幕(宣伝内容をプリント加工、素材布はポリエステル)を数多く採用するようになった。又、各都市部でマンション生活者が増え、室内用の鯉のぼりの飾りつけや、プリント加工したカーテンの使用が増えている。

これに火がつくと、火災が広がる。それに伴い、それら製品をプリント加工している工場では防炎加工対策が重要な課題になっている。

これまで垂れ幕、鯉のぼり、カーテンのプリント加工の主流は、ピグメントカラーとバインダーを用いる方法が多い。

そのプリント加工品に着火するとピグメントカラーとバインダーの成分が燃焼を高める。防止対策として、防炎加工すると加工コストが高くなる。又、雨や風に曝され、経時変化が生じないようにすれば、更に加工コストが高くなる。

解決策として、防炎と経時変化防止を一つの糊(捺染用糊剤)で目的を達することが可能な糊剤開発を望むフラットスクリーン捺染工場が目立つ。

それに対応して、このほど摩耶貿易(株)(大阪市中央区北久宝寺町1-5-6-513)が防炎と経時変化防止用の新タイプ捺染糊を開発、一部のオートフラットスクリーン捺染工場へ供給した。

同社の説明によると、「これまでポリエステルポンジー布を用い、垂れ幕、カーテンなどをオートフラットスクリーンプリントする場合、ピグメントカラー捺染で30%-40%のバインダーを使うので、プリント後、乾燥時にガスの発生は避け難い。

その解消のため、摩耶貿易(株)は防炎加工用のプリント糊を開発、経時変化も生じ難くした。捺染時のスキージ、捺染用ベルトの損傷が生じない結果も得ているという。

同社はこのプリント糊を使用した防炎分析等の成績結果を和歌山県工業技術センターに依頼した結果について、写真で示す結果を得たという。

燃焼性試験 JIS L 1091 8.1.1.A-1(45度ミクロバーナー法)
供試料: 難燃加工剤    下に添付
供試料:は、温度浸漬[50℃±2℃ × 30分]で処理されたものを用いた
(申請者によって処理済)
試験結果: 難燃試験済み供試料(最大の燃焼を示す試料)を、右に示す
(写真の中の付随目盛りはCm)
残炎時間 [秒]   1以下
残じん時間 [秒]  1以下

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