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不良反修正システム助剤
  日本化薬(株)色材事業部 井筒清登
3.不良反防止用助剤

3-1. 缶体汚染洗浄剤
カヤクリーン F

缶体汚染の洗浄効果

3-1-1.ターリング染料の除去試験

ターリング物付着ステンレスホルダー資料の作成

分散ブラック染料500g/Lの染料溶液を使用し、布巻き用ステンレスホルダーを 熱処理後、乾燥して資料とした。

130℃、60分湿潤処理→90℃乾燥→130℃、3時間→180℃、5時間処理→資料とした。

3-1-2.洗浄性試験

カヤクリーン Fで各濃度(苛性:洗浄剤)の洗浄液を作成してターリング物が付着した資料(ステンレスホルダー)を130℃、30分洗浄、水洗2回を実施した後、染色浴(pH4.5)を作成しPETトロピカルを染色して汚染度をチェックする。これを3回繰り返す。

カヤクリーンFの洗浄性試験
(画像をクリックすると拡大します)
  苛性
5g/L

カヤクリーン F

他社品
2.5/2.5 5.0/2.5 5.0/5.0 2.5/2.5 5.0/2.5 5.0/5.0
1回目染色 △E 15.26 7.32 4.67 3.52 10.86 9.81 14.31
2回目染色 △E 9.46 1.29 0.94 1.05 1.76 1.30 4.72
3回目染色 △E 2.3 0.70 0.35 0.36 0.86 0.69 2.21

3-1-3.PETオリゴマーの分散能力

カヤクリーン Fの分散能力試験結果を下表に示す。

カヤクリーンFの分散能力試験結果

試験方法: カラーペット染色機使用(液量150mL)
  PETオリゴマー 2g/L
  苛性ソーダ 2.5〜5.0g/L
  洗浄剤 2.5〜5.0g/L
  130℃、30分処理 → 40℃冷却 東洋ろ紙No5A(黒)吸引ろ過
洗浄剤
苛性:洗浄剤
苛性
5 g/L
カヤクリーン F 他社品
2.5/2.5 5.0/2.5 5.0/5.0 2.5/2.5 5.0/2.5 5.0/5.0
分散能力 × × ○-△ × × ×

 

用途特徴
缶体汚染洗浄剤

  • カヤクリーン Fは、染色時に釜内に付着した未固着染料や、その分解物、繊維に付着した油剤、糊剤、オリゴマーなどの除去が容易にできる。
  • NaOH等のアルカリ併用によりターリングを起した染料(凝集固着染料)などを分散させる効果に優れると共に、脱落染料の再汚染を防止できる。
  • NaOH等のアルカリ併用によりPETオリゴマーを分解して分散させる能力に優れオリゴマーによるトラブルを防止できる。
  • オリゴマーの付着が酷く除去ができない場合は、カヤクリーン T-200又はT-600(オリゴマー付着防止剤)を併用する。
  • シリコン系油剤の付着が考えられる場合は、カヤレガード S(シリコン系樹脂除去剤)を併用する。
  • 釜洗浄作業(時間・水量等)の合理化が可能である。
  • 安定性に優れ、低温においても液状体に保てる。
  • 各種染料に対応できる。

品質規格
カヤクリーン Fの品質規格を下表に示す。

カヤクリーン Fの品質規格

1.外観 黄褐色液状
2.イオン性 微カチオン性
3.溶解性 水に容易
4.pH 酸性
5.使用方法
@ターリング染料の除去
  カヤクリーン F  5g/L
  NaOH 3g/L
  処理温度、時間 130℃、30分
Aターリング染料および、オリゴマー除去
カヤクリーン F 5g/L
  NaOH 5g/L
  処理温度、時間 130℃、30分
ハイドロサルファイト3g/Lは必要に応じて添加する。
6.荷姿 18kg入り缶
7.取り扱い注意 目、皮膚および、衣類に触れない様に、適切な保護具を着用し、作業する。

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