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高付加価値加工剤

2. 繊維用加工剤の傾向

近年日本市場において特に、資源の枯渇、オゾン層破壊、車排ガス、環境ホルモン、VOC等による環境破壊、O-157、MRSAなどによる社会情勢により、急速に環境対応、快適、健康を特徴とした商品、加工剤が出現しています。

例として環境対応としてエコロジー商品、生分解性樹脂など。快適衣料として吸放湿加工、pHバランス、消臭加工処理が行われています。健康として、保湿、美白、UVカット、抗アレルギー効果をうたったスキンケアー商品。これは化粧品分野のものが繊維に波及した例です。遠赤外線、マイナスイオン、芳香加工などの癒し、ヒーリング商品。2002年のマイナスイオンブームは、エアーコンデショナー、ヘアードライヤー、ブレスレットや装飾品にいたるまで、あらゆる商品にまで波及するほどのものでした。O-157の発生、MRSAによる院内感染により抗菌防臭、制菌加工などの清潔対応加工商品が急速に伸びたことは記憶に新しいことです。 (表3、図5参照)

表3 日本の年代別機能性繊維

年代 社会現象 機能性加工剤繊維
1987 朝シャンブーム、ニューリッチ層 高吸水タオル、超伝導に関する機能性繊維
1988 健康ブーム 新合繊開花「ニューシルキー」「ドライ&ドレープ」
1989 本物志向、高級志向  
1990 花の万博、異常気象 エコロジー商品誕生
1991 地球にやさしい(地球環境問題)  
1992 オゾンホール破壊 UV化粧品
1993 形状記憶ブーム、バブル崩壊 形状記憶Yシャツ、吸汗軽量ストレッチ
1994 価格破壊 透けない白い水着、香りの繊維、セリシン、フィブロイン、コラーゲン、ヒノキ、ヒバ
1995 抗菌消臭グッズ、地球と共生 キトサン、テンセル
1996 O-157、MRSA菌話題 防ダニ布団
1997 たまごっちブーム 防水透湿靴、1/fゆらぎ
1998 環境ホルモン、美白化粧品 マイナスイオン、電磁波シールド材(銀メッキNy)
1999 環境保全と健康と快適性 とうもろこし繊維、ポリ乳酸繊維、タバコ消臭
2000 IT革命 鮫肌水着、天然鉱石
2001 マイナスイオンブーム、狂牛病 レアアース鉱石、フラボノイド
2002 サッカーW杯開催、お茶ブーム カテキン、花粉付着制御アンチポラン加工
2003 SARS菌話題 生体適合性繊維、光触媒

図5 天然系加工剤
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