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ソーピング剤
「ディスパロン G-55K」

はじめに

ポリエステル繊維、及びポリエステル混紡品の織・編物の染色加工を行う場合に、高速紡糸化によるオリゴマーの増加が各種汚れの問題になってきています。

又、風合い向上のための苛性ソーダによる減量加工が増加することにより、分解された脱落テレフタル酸等による種々の汚れ問題も増加してきています。

それらの問題を解消するためには、長時間の水あるいはお湯による洗浄が必要でありました。洗浄時間の短縮化による合理化や、生地や染色機の汚れの問題解消のためのソーピング剤の要求が増加してきております。 それらの要求に対応すべく開発したソーピング剤がディスパロン G-55Kです。

ディスパロン G-55Kは、特に、ポリエステル繊維のオリゴマー除去及び減量加工後の分解されたテレフタル酸の除去に優れた効果を発揮するソーピング剤です。又、染色機内に汚れの残留を最小限に軽減します。


一般性状

    外観 淡黄色半透明液
    主成分 特殊ノニオン・アニオン活性剤
    イオン性 アニオン
    pH 3.5±0.5(原液)
    粘度 100cps以下
    溶解性 常温水に易溶

特徴

    * 幅広いpH領域にて分散効果を発揮しますので、幅広く各種処方に使用できます。
    注)pHは、酸性サイドですが、精練や還元洗浄の効果を落としません。
    * オリゴマー・減量カスなどの残留による糸・生地や染色機への汚れ付着などを防止します。
    * キレート成分のポリカルボン酸を含んでいますので、各種の金属イオンに対するキレート効果が期待できます。
    * 分散染料などによるポリエステル染色後の染色機洗浄剤としても効果を発揮します。
    * 非常に水溶性が良好なため、生地などへの残留がありません。

使用方法

1. 苛性ソーダ減量後の脱落ポリエステルなどのソーピング剤。

苛性ソーダによる減量処理後の酸による中和の前のソーピング(湯洗時)にご使用ください。推奨使用量は1〜3g/Lです。減量率によって量をお決めください。

2. オリゴマーの除去(ソーピング)剤。

    精練時あるいは還元洗浄(RC)時に使用。

    1. 精練剤に併用し、紡糸時に発生したオリゴマーを除去。(0.5〜1g/L使用)
    2. 還元洗浄時(苛性ソーダ、ソーダ灰、ハイドロサルファイト)に併用し、染色時に発生したオリゴマーを除去。(1〜2g/L使用)
    3. 缶体洗浄剤(染色機の洗浄剤)として使用。(3〜5g/L使用)


    ただし、この処方は弊社が今までの試験データーや実際の使用状況などを参考にした標準的な使用量ですが、処理方法は、一定ではありませんので、予備試験の上、処方を決定ください。

オリゴマーの分散試験

オリゴマーの分散性能を評価するために、ジオキ酸にて抽出したオリゴマーを酸性サイドとアルカリサイドにてディスパロン G-55Kの添加の有無による分散性を黒濾紙の濾過試験にて比較しました。

(1) 酸性サイド分散試験(染色にオリゴマーが残留した場合を想定)。

    オリゴマー液 10cc/200cc
    ディスパロン G-55K  0.5g/L
    酢酸にて pH=5

    テスト液に分散剤を添加後、攪拌しながら酢酸でpH=5に調整し、130℃まで昇温後、80℃に冷却し、黒濾紙で吸引濾過を行う。

(2) 還元洗浄時の分散試験

    (イ) 中淡色還元洗浄(pH=10)の場合
    オリゴマー液 10cc/200cc
    ディスパロン G-55K  0.5g/L
    ソーダ灰にて
    pH=10


    (ロ) 濃色の還元洗浄(pH=12)の場合

    オリゴマー液 10cc/200cc
    ディスパロン G-55K
    0.5g/L
    苛性ソーダにて
    pH=12

    80℃×15分後、黒濾紙で吸引濾過を行う。


廃水公害性

    項目(測定濃度)
    BOD (1g/L)
    COD (1g/L)
    n-hexane (10g/L)
    測 定 値
    64mg/L
    371mg/L
    45mg/L

荷姿

    18s入石油缶 
    200s入りドラム

使用上の注意事項

  1. 御使用に際しては、その他の併用薬剤との相溶性をご確認の上、水又はお湯にて希釈してから投入ください。
  2. 本品使用による使用中や加工後は、適時必要に応じて使用適正およびその他チェック事項等に関する確認を実施してください。

取扱い注意事項

  1. 本品の取扱いは換気のよい場所で行い、作業時は本品が目や皮膚などに触れないように注意し必要に応じて保護具を着用ください。又、使用後は顔や手などを良く洗ってください。
  2. 万一本品が目に入った時は、直ちに多量の水道水で15分以上洗い流した後、速やかに眼科医の診察を受けてください。
  3. 本品を誤って飲んだ時は、直ちに吐き出し(吐き出せない時は無理に吐き出さず)速やかに医師の診察を受けてください。
  4. 本品の蒸気やミストを吸入した時は、直ちに新鮮な空気の場所に移動し、安静と体温の維持をはかり、必要に応じて医師の診察を受けてください。
  5. 本品は出来るだけ速やかにご使用ください。尚、本品を貯蔵する場合は屋外での貯蔵は避け、直射日光の当たらない5〜35℃の冷暗所に密栓して保管・貯蔵ください。
  6. 詳細は、本品の製品安全データシート(MSDS)をお読みください。

本ページに記載の事項は、細心の注意を払って行った弊社の実験的試験資料に基づくものであり、実際の作業現場の結果を確実に保証するものではありません。また、記載内容は性能向上や仕様改良などのために変更することもありますので、お含みおきください。尚、記載品の仕様に関しては、いかなる特許や法的権利に対しても抵触しないことを保証するものではありません。

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