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耐久性吸水・SR加工剤
「SOFTENER SR」(ポリエステル用)

はじめに

    * SOFTENER SRは、疎水性繊維であるポリエステル繊維編・織物や糸・不織布に対し、耐久性のある吸水性・SR性を付与する加工剤です。
    * SOFTENER SRは、吸汗性を要求されるスポーツ衣料や一般衣料、汚れやすいワーキング衣料にテーブルクロス、難燃性を要求されるカーテン、吸水性を要求される布巾やオシボリ等の用途に最適です。
    * SR性とは、Soil Release(防汚性:汚れが落ち易い)の略です。

    このSR性の効果は、次のSRM性とSRD性を意味します。

    SR性 SRM性
    (Soil Removal)
    粉塵や水性・油性等の実用汚れの洗濯時の除去性
    SRD性
    (Soil Redeposit)
    洗濯浴中に脱落した汚れ成分の再付着防止


一般性状

    外観 淡褐色エマルジョン
    主成分 特殊ポリエステル系高分子樹脂
    イオン性 アニオン
    pH 6.5 ± 1 (原液)
    粘 度 1000 mPa・s以下/25℃
    溶解性 常温水に易溶

特徴

    * SOFTENER SRは、疎水性であるポリエステル繊維に対し、洗濯耐久性のある吸水性(吸汗性)を付与します。
    * SOFTENER SRは、ポリエステル繊維に対し、耐久性のある防汚性(SRM性・SRD性)を付与します。
    * SOFTENER SRで処理されたポリエステル繊維は柔軟な風合いに仕上がります。
    * SOFTENER SRは、ポリエステル繊維を分散染料で染色する時に併用できます。
    * SOFTENER SRは、難燃性を阻害し難い加工剤です。

使用方法

(1) 吸尽法(ポリエステルを分散染料で染色時に併用)

    @(染色) 分散染料 x % o.w.f.
    分散均染剤 y g/L (ニューレベリン RD-10…0.3g/L)
    酢酸 pH=4〜7に調整
    SOFTENER SR 1.5〜5 % o.w.f.
    浴比 1:10〜20

    A(RC) ハイドロサルファイト 1〜2g/L
    ソーダ灰 1〜2g/L (苛性ソーダ使用不可)
    ノニオン活性剤 z g/L
        浴比 1:10〜20

(2) Pad法



    SOFTENER SR…1.5〜3%soln.
    Padding〜Dry(100℃×3min.)〜Set(180℃×1min.)
    * Pad法の場合は、染色堅牢度の低下も認められますので、ラボ試験にて確認の上ご使用ください。

性能例

(1) 吸尽法

    試験布: PET(100%)加工糸織物
    加工剤: SOFTENER SR … 0 %
    3 %o.w.f.+酢酸(pH=4に調整)
    処 理: 130℃×30分(pH=4)

(2) Pad法

    試験布: PET(100%)加工糸織物
    加工剤: SOFTENER SR … 0 %、 3 %o.w.f.
    処 理: Padding(Pick up 95%)〜Dry(100℃×3分)〜Set(180℃×1分)

    ※ HL= Home Laundry(家庭洗濯): JIS L-0217 103法に準ずる
    洗剤(ニュービーズ) … 2 g/L
    洗濯(40℃×5分〜水洗(2分×2回)を1サイクルとする。
    HL=0 : 洗濯なし HL=20 : 洗濯20サイクル後
    ※ SR性能評価 … 5 級 = 汚れ付着なし
    4 級 = ほとんど汚れ付着なし
    3 級 = 僅かに汚れ付着
    2 級 = 多少汚れ付着
    1 級 = 汚れ付着


SRM性


(画像をクリックすると拡大します)

吸水性バイレック


(画像をクリックすると拡大します)


難燃性能評価(染色同浴難燃SR加工)

加工条件

試験布 : PET(100%)カーテン地

    (1)吸尽法(一段)… 加工剤
    SOFTENER SR … 3 %o.w.f.
     
     
    難 燃 剤 … 10 %o.w.f.
     
     
    酢 酸 … pH=4に調整
    処 理
    130℃×30分(pH=4)
    (2) Pad法(二段)…
    加工剤
    一般ソフナー … 2 %soln.
     
    処 理
    Padding〜Dry〜Set
    加工剤区分 : B:ブランク(加工剤なし)
      1:難燃剤のみ
    2:難燃剤+SOFTENER SR
    3:難燃剤+一般ソフナー

難燃性能(JIS L 1091A-1法) 45°ミクロバーナー法

    加工剤区分 項目 加熱時間
    1 分 加 熱
    着火3秒後
    燃焼性
    区  分
    試験回数
    1回
    2回
    3回
    1回
    2回
    ブ ラ ン ク
    残炎時間(秒)
    -
    -
    -
    -
    -
    1
    残塵時間(秒)
    -
    -
    -
    -
    -
    炭化面積(cm2
    難燃剤のみ 残炎時間(秒)
    0
    0
    0
    0
    0
    3
    残塵時間(秒)
    0
    0
    0
    0
    0
    炭化面積(cm2
    4
    4
    4
    4
    4
    難燃剤
    +SOFTENER SR
    残炎時間(秒)
    0
    0
    0
    0
    0
    3
    残塵時間(秒)
    0
    0
    0
    0
    0
    炭化面積(cm2
    4
    4
    5
    4
    5
    難燃剤
    +一般ソフナー
    残炎時間(秒)
    -
    -
    -
    -
    -
    1
    残塵時間(秒)
    -
    -
    -
    -
    -
    炭化面積(cm2

難燃性判定基準(A-1法) *試料の質量が450g/m2以下のものに適用

    試験方法
    A-1法
    1分加熱
    測定項目
    残炎時間(秒)
    残塵時間(秒)
    炭化面積(cm2)
    区分
    1
    3を超えるもの
    5を超えるもの
    45を超えるもの
    2
    3以下
    5以下
    45以下
    3
    30以下

    1分加熱後

    ブランク
    難燃剤のみ
    難燃剤+SR
    難燃剤+
    一般ソフナー

使用上の注意事項

  1. 一般的に、カチオン系柔軟剤・アミノシリコーン系柔軟剤・フッ素・ワックス系撥水剤・カチオン系フィックス剤・カチオン系帯電防止剤等は吸水性を阻害しやすいので、予備試験にて阻害し難いものを選定ください。
  2. SOFTENER SRを染色同浴処理で使用時に、分散染料の中には一部ターリングの発生しやすい染料がありますので予備試験にて確認ご使用ください。
    (分散均染剤として、弊社製均染剤"ニューレベリンRD-10"を推奨いたします)
  3. SOFTENER SRを染色同浴処理で使用した場合、その後のRC工程では、苛性ソーダの使用を避けて下さい。(SOFTENER SRのエステル結合が加水分解され、性能の低下を生じます。)
  4. 加工布が白色(蛍光)や極淡色の場合は、NOx黄変防止の為に、RC後及び最終仕上げ浴ではpHを酸サイド(酸はリンゴ酸を推奨)にした処理をお奨めします。
  5. SOFTENER SR使用の際は、各種堅牢度およびその他の使用適性の確認を事前にラボ試験等により確認してください。

廃水公害性

    項目(測定濃度)
    BOD (1g/L)
    COD (1g/L)
    n-hexane (10g/L)
    測 定 値
    57mg/L
    145mg/L
    13mg/L

荷姿

18kg入石油缶
200kg入ドラム缶


取扱注意事項

  1. 本品は換気の良い場所で取扱い、作業時は本品が眼や皮膚などに触れないように注意し、必要に応じて保護具を着用してください。また、使用後は顔や手などをよく洗ってください。
  2. 万一本品が目に入ったときは、直ちに多量の水道水で15分間以上洗い流した後、速やかに眼科医の診察を受けてください。
  3. 本品を誤って飲み込んだときは、直ちに吐き出し(吐き出せないときは無理に吐き出さず)速やかに医師の診察を受けてください。
  4. 本品の蒸気やミストを吸入したときは、直ちに新鮮な空気の場所に移動し、安静と体温の維持をはかり、必要に応じて医師の診察を受けてください。
  5. 本品はできるだけ速やかにご使用ください。尚、本品を貯蔵する場合は屋外での貯蔵は避け、直射日光の当たらない5〜35℃の冷暗所に密栓して保管・貯蔵してください。
  6. 詳細は、本品の製品安全性データシート(MSDS)をよくお読みください。
本ページに記載の事項は、細心の注意を払って行った弊社の実験的試験資料に基づくものであり、実際の作業現場の結果を確実に保証するものではありません。また、記載内容は性能向上や仕様改良などのために変更することもありますので、お含みおきください。尚、記載品の仕様に関しては、いかなる特許や法的権利に対しても抵触しないことを保証するものではありません。
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