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クリーン技術 第5回 |
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汚れの動き方 |
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繊維製品の柄物などから色がにじみ出るトラブルを色泣きと言うが、このようなトラブル発生の可能性を試験するため「色泣き試験」がある。細長い布の先にその柄の部分を縫合して、薄い非イオン活性剤の溶液に先端だけ漬けて吊るして置く。毛細管現象で溶液が上方に展開してくるときに、色が付いた液が上がってくると色泣きが起ることが察知される。
「大丸法」と言う別称もあるから、デパートの試験室から編み出された試験方法なのだろう。
細長い布に親和性があるものは液の展開より遅くなり下方に色が留まる。逆に、親和性のないものは液と同じ高さまで色が動くことが観察される。
ドライクリーニング後の乾燥での残存汚れの動き方にも、この考え方を援用してみると面白い。クリーニング溶剤への親和性の高い汚れは、相対的には、繊維への親和性が低いと考えられるから、溶剤の乾燥地点まで運ばれて、溶剤乾燥と共にそこに残され、汚れ斑として顕在化する。ここで興味があるのは、溶剤には種々の分子量のものが混在しているからその親和性は様々で、それが斑の発生防止に役に立つと言うことである。純粋なものが良いわけでは決してない。
(T.T)
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