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クリーン技術 第7回 |
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染毛剤汚染 |
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クリーニング事故の一種にスポット汚染がある。下着などに不規則に黒い斑点が生じたとか、カビのようなものが発生したとか、いろいろな憶測と共に苦情品が運ばれてくる。
ハイドロサルファィトで漂白してみると、すぐにこの黒点が消える。アゾ系色素の飛散事故かなと思ったりする。
さて、それを洗って乾かしているうちに、また、この黒点が現れてきてビックリさせられる。殆どの場合、これはカビではない。電子顕微鏡で調べて見ても、カビのかけらも発見できない場合が多い。これは酸化発色させる色素による汚染である。つまり、酸化染料である場合が殆どである。
昨今、身近にある酸化染料は、ヘアダイである。一時的な染毛剤やヘアマニキュアと呼ばれる半永久染毛剤ではない。
パラフェニレンジアミンとか、パラトルイレンジアミンを用いた永久染毛剤である。還元漂白により色がなくなるが、水洗による水酸化や乾燥時の空気酸化により、また、黒色が蘇る。すなわち、これは白髪染めの薬液が誤って飛散付着し、酸化発色したものである。酸化染料とは、大変に染色堅牢度の高い染料で、恐らく、塩素系漂白剤で生地が傷むぐらいの漂白をしない限り、この種のシミは取れないだろう。
高齢化社会となり、しかも、日本人の場合、黒髪と白髪とのコントラストが大きいことから、白髪を気にする人が多いこともあって、ヘアダイは、ますます多用されるだろう。
当然、誤って衣料品に付着したり、液滴が飛散する事故は多発するであろう。状況の見極めが大切である。
(T.T)
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