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浴比対応
反応染料は、浴比依存性が比較的大きい染料種属であり、小ロット多品種、および複合素材(混紡など)化が進む中で、変動浴比への対応が必要不可欠となる。
異なる浴比間においても同一の色相を得るためには、当然その浴比間で染色レサイプを調整(浴比係数の割り出し)する必要がある。
しかし、現状の染色では、浴比依存症(浴比係数)の異なる染料の組み合わせによる配合染色が一般的である。この場合、使用染料間の相互作用は、使用染料のトータル濃度、および配合比率などにより異なり、染料個々の浴比係数が変動する。
この浴比係数を正確に割り出すためには、前章の配合染色時の染着率の変動と同様、多量の基礎データが必要となる。
カヤシオンE-CM染料は、3原色の浴比依存性が近似しており、各染料の相互作用が小さいことから、すべての配合染色において、そのトータル濃度で浴比係数がほぼ一定の値を示す。
[ 第3図 ] Kayacion E-CM染料の配合染色における浴比依存性
第4図は、COMETシステムで割り出した浴比係数(所定の濃度を得るために必要な染料の使用量を割り出す係数)のグラフの一例である。
[ 第4図 ] Kayacion E-CM染料の浴比係数
このシステムでは、すべての染色濃度および任意の芒硝使用量において、任意の浴比から任意の浴比へ変動した場合の浴比係数の割り出しが可能である。
カヤシオンE-CM染料の組み合わせによる染色においては、浴比変動に応じて、染色レサイプにこの係数を掛けることにより、ほぼ一定の色相、濃度が得られる。
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