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我々は、新しい染色装置やシステムの目標を明確にするために、日本国内の染色工場を回り、染色工場で抱えている現状の問題点と客先の要望を調査した。それを整理した結果、染色工場での生産性を阻害している要因、加工コストを悪くしている要因は、次にあげる4つがある。
一番目の問題点としては、C反(欠点で出荷出来ない反物)やR反(再加工する必要がある反物)の発生が上げられる。具体的には、目よれやアタリシワ、また色違いや汚れが原因であり、これらの事故を皆無にする必要がある。
二番目の問題点としては、特に最近多いのが、作業者によるうっかりミスなど人為的ミスにより、反物の品位欠点が発生する問題である。また熟練作業者と新人作業者によって作業の差がでる、すなわち同一染色条件で加工しても、同じ品質の反物にならないという問題である。これの対策としては、作業の標準化と機械装置の自動化を進める必要がある。
また生産性を阻害する三番目の問題点としては、複合繊維製品や表面品位のデリケートな繊維の出現で、染色レサイプが長くなってきて生産性が悪くなっている問題がある。染色レサイプの無駄な部分の排除と工程短縮が必要である。また、同時に徹底的な生産管理をおこなうための生産管理システムの導入が必要である。これについては、中国の一部ユーザですでに採用し、実稼働を開始した。
また生産性を阻害する四番目の要因として、ユーティリティ関係の設備の故障や不足と染色機のトラブル(故障)がある。この対策としては、自動メンテナンス機能の取り付けや機械自身の簡素化とメンテナンスフリーが必要である。
以上の4つの項目が、今後の染色機に求められる性能であり、これの内容に対応できて問題点を解決出来る機械を開発目標として設定し、ユーザに求められる染色装置及びシステムの開発を行ってきた。次に具体的な、目標数値を示す。
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