リラクサーFV-R
収縮弛緩の促進効果を与えた機構になっています
(株)小松原(和歌山市築港3丁目25)の新しい“リラクサー(FV−R)”」は、自社の強力洗浄装置“フローティングバイブロワッシャー(FV水洗機)”を利用して、生地をたるませずに拡布状態で、生地が収縮しようとする力を30〜90Hzのバイブレーションで手助けして、その上にパンチングロールにオーバーフィード機能を付与することにより、収縮弛緩の促進効果を与えた機構になっています(日本特許申請中)。
もちろん、この“リラクサー(FV-R)”は洗浄用としても使用できます。FV Washerにリラクサー機能を付与したものです。
3-FV Washer

これまでのリラクサーと、“リラクサー(FV-R)”との比較
今日までリラクサーと称する装置又は設備は数多く世に上市されていますが、顧客を満足させるものは少ないのが現状です。それは下図(図−1と図−2)に示すように生地を無緊張状態にしないといけないとの考え方が強い余りに、生地をたるませて処理しようとする機構のものがほとんどを占めている為です。
これまでのリラクサーの考え方
図−1 |
図−2 |

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このように生地をたるませて処理しようとすれば、処理中に生地の片寄り、そのために生じる生地のしわ或いは生地が流れて装置の側面に脱輪する等の不具合が発生します。
ちなみに、生地のリラクサー処理とはどのようなものか。文献を調べてみると次のように記されています。
「織物とかニットを無緊張状態で物理的な作用を施して、温湯中で収縮弛緩させ、繊維間に空隙を作って3次元の繊維特性を発現させる処理をリラックス処理と称している。」
織物とかニットの特性として、温湯に漬すことにより収縮しようとする性質があります。即ち緊張のない元来の状態に戻ろうとする性質です。
これに刺激を加えるとさらなる収縮促進が行われます。その刺激を加える手段としてバイブレーションは非常に有効な方法です。前述の図−1とか図−2のような装置にしても、生地をたるましてコンベアーを搖動させるとか歯付きベルトを回転搖動して刺激を与えるようにしています、その振動の回数が少ないために効果は少ないといえます。
小松原の新しい“リラクサー(FV-R)”は、“フローティングバイブロワッシャー(FV水洗機)”を利用することで、これらの欠点を克服しました。
生地をたるませずに拡布状態で、生地が収縮しようとする力を30〜90Hzのバイブレーションで手助けして、その上にパンチングロールにオーバーフィード機能を付与することにより、収縮弛緩の促進効果を与えた機構となっています。
すなわち、
| 1) |
収縮弛緩状態に置かれている処理物に対して、菊形ロールから発するバイブレーションは一層の収縮弛緩の促進効果を与えます。 |
| 2) |
ただし、処理物が収縮弛緩しようとしても、パンチングロールが処理物と同速度であれば収縮弛緩しません。 |
| 3) |
収縮量に応じて、パンチングロールを処理物の速度より早く回転(オーバーフィード機能)させることにより、可能になります。 |