日本の染色技術専門家の工学博士今田邦彦氏の説明を引用すると、一般的に反応染料で染色するときに、標準的なアルカリ使用量に対して、染色時に於けるpHの安定を維持させるために、実際の染色ではアルカリの量を多く設定する染色工場が多い。
しかしシルケット処理した「かせ糸」の木綿はアルカリ側でpHが安定するため、アルカリ使用量を削減することが可能になると述べています。
例えばソーダ灰の使用量はシルケット処理なしの木綿糸で20g/Lを必要とする。シルケット処理した木綿糸は15g/Lの使用量で済む。更に注目されることはシルケット処理した木綿糸の見かけの染着濃度が高くなると説明しています。その結果、染料の使用量が少なくなり、シルケット処理の木綿糸の染色は染料の吸収が速く、染着の速度が速くなる特徴を発揮すると今田邦彦氏は述べています。
正確な染色を実現するためには、先ずシルケット加工状態を正しく自動制御する必要があります。その対応を正確に行う支援として、西中島精機は(1)苛性ソーダ温度調整ユニット、(2)苛性ソーダ液のボーメ調整機、(3)浸透剤用の安定ポンプ、この三点セットを供給出るようにしています。 |